安倍元総理国葬儀について
9月27日安倍元総理の国葬儀が取り行われた。
幸運なことに友人の誘いをいただき献花に行くことができた。
おそらくは武道館の周りは亡き人物をも貶めようとするおよそ日本人には理解できない疑似日本人とその扇動に乗った情報弱者が、厳かであるべき葬儀への愚にもつかない騒ぎを起こしているであろうことを想像していた私は、ご遺族のご心痛は如何ばかりかとの思いもあり献花にも躊躇していたが友人の誘いに乗って献花に行くこととした。
結論から云うと献花に行かせていただきつくづく良かったと思っている。
友人より半蔵門の駅で待ち合わせしようと云うので、献花の会場は混乱を防ぐために武道館から離れた場所に設置をしたのだろうと思い込んで半蔵門に向かった。
半蔵門の駅に着くと出口の前には既に長い列があった。
聞くと九段下の武道館までの列の最後尾が半蔵門まで伸びてるのだと云う。(半蔵門側とは別に2つの行列ができていたようだ。)
私たちの到着した時間は5時少し前で、どうも私たちが行列の最後尾になったようであった。
最後尾についている警官に聞くと、5時で献花の行列に並ばせることは打ち切るとのこと、我々がギリギリ間に合ったことを知る。
しかしながらかなりの行列で献花台までどのくらいの時間がかかるのか、想像がつかなかった。
周りを見渡すと20代から60代まで幅広い年代層の人が献花台までの道を黙々と歩いていた特に若い人も目立った。
少なくともそこにはマスコミで聞いている国葬儀に反対の雰囲気はなく安倍元首相の死を悼む人々であった。
私たちの直前に並んでいたのは6、7歳の子供連れの親子で、献花台までの道行きに子供がぐずつくだろう
ななどと余計な心配をしていたが、母親と坊やに聞いてみるとどうも子供が献花を望んで母親がついて来たような様子で少々びっくりもし、余程子供の方が今時の大人よりしっかりしていると感心させられた。
もちろんその子は一言も母親に文句を言うでもなく献花台まで行きつき、きちんとお辞儀をして献花をしていた。
母親も立派だが子供も立派だなとつくづく感心した。
なぜなら半蔵門の駅で行列に並び始めて献花台まで2時間10分の行程で、大人の私でも少々きついなと思うところを文句も言わず母親に連れられて、と云うよりは自らの意思で献花するために行動する少年に頼もしさを感じた。
日当もらって老人の運動会と揶揄されるなんでも反対デモ遊びの人々に比べると、頼もしいし人間の機微がちゃんとわかっているのだろう。
末恐ろしい子供であった。(笑)
自宅に戻り国葬儀のVTRを見ていて菅元総理の弔辞のエピソードを聞いていて安倍元総理の人となり、そして長きにわたり安部総理を支えた菅元総理との関係が見えて感動した。
この国葬儀を振り返りマスコミはこの献花のために並んだ声を出さない、おそらくは自民党を支えているであろうこのサイレントマジョリティの行動をどのように伝えるのだろうか?
朝9時半から夜8時ごろまで献花のために黙々と列に並び安倍元総理に花を手向けた、おそらくは10万人を超えたであろう人々の声なき声、行動をどのように捉えるのだろう。
逼迫した国際情勢にある我が国、日本の舵取りを誤らぬように是非とも真実、客観的な事実を報道してもらいたいものである。
令和4年9月27日執筆